<h1>木のおもちゃと積み木</h1>
木のおもちゃと積み木は古くから日本で親しまれてきたおもちゃである。木はそのぬくもりや手触りによって発達段階の子どもによい影響を与えると考えられている。
精巧にできた木のおもちゃは高値で取引されることが多く、そのため、現在では日本の市場に出回っている木のおもちゃの多くは中国やタイなど人件費が安い国で作られているものである。
<h2>積み木</h2>
木のおもちゃは娯楽に供する道具のことであるが、娯楽用品のうち、普通は持ち運びできるサイズのもので、それ自体を興味や遊びの対象として完結して取り扱われるようなもの、と特徴づけられる。広義には娯楽に供する物品全般を指し、例えばオートバイや自動車でも趣味に使うようなものを指して「木のおもちゃ」という場合も見られ、専ら利益を求めない遊びに利用される道具である。
狭義には、木の積み木の中でも構成および用法が単純または原始的で、特に対象層を子供向けに設定しているものを「おもちゃ」と呼ぶ傾向がある。子供のための「おもちゃ」の中には、一定の教育的な要素を付加したものもあり、それらは知育木の積み木と呼ばれる。そのような特別な意味合いや位置付けを持つ木の積み木類は多い。
なお、木の積み木のうち子供に与えられるものは、特に教育が十分ではない幼児や児童が触っても安全なように配慮される。日本では安全な木の積み木にはSTマーク(セーフティ・トイ)が付けられる。これらは構造上の安全性や機械要素のもつ耐久性のほか、素材や塗装などが毒性がないことも勿論だが、想定される・あるいは想定外の用法によっても負傷することのないような配慮がその認定において考慮される。
人間はその成熟過程や成熟後も遊ぶ動物であるが、動物一般もその成長過程で本能的に狩りや様々な技能習得のために遊ぶこともあり、ことペットとして飼育されている動物では、専用の木の積み木があてがわれる場合もある。ネコにはエノコログサを模した猫じゃらしが、イヌにはボールや棒切れなどがしばしば与えられる。人間の場合では、その年齢層や性別、趣味嗜好によっても関心を引く物品には様々な系統が存在し、そのための木のおもちゃも多岐に渡る。弄り回して楽しむものから眺めて楽しむもの、あるいは何らかの操作を行って所定の動作をさせるなど、木の積み木と呼ばれる工業製品は多種多様である。
「木のおもちゃにする」という。例えば食卓に上がった料理を食器でつついているだけでいつまでも食べない場合は「食べ物を木の積み木にする」と表現する。ただ、この場合は「本来の扱いではない」というネガティブな暗喩を含み、マナーや道徳に反しているとして批判される。ただし木の積み木そのものを木のおもちゃとして、遊べる時間の間に利用している場合は、批判されうるところではない。
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